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ダブル・ミッション

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ダブル・ミッション

ジャッキー・チェンのハリウッド進出30周年記念作品だそうです。
30年か~長いなあ。。。
前作「シャンハイ・インシデント」は大阪ではどえらく辺鄙な映画館でしかやっておらず、見にいけなかったのですが(若い頃はどんな怪しい場所でもガンガン行けたけど、年取るとコワくなっちゃうのよね~)

吉田くんも言ってますが、56歳なんですよジャッキー。


さて今回の映画は、原題が「The Spy Next Door」と言いまして、CIAに出張(?)してきた、チョー有能な中国人スパイであるボブ・ホウ(ジャッキー)が、お隣に住む子持ちのアメリカ女性・ジリアンと恋に落ち、スパイを引退してフツーの結婚をしようとするところから始まります。
しかしジリアンの3人の子ども達は、こんなダッサいおっさんがママの再婚相手になるなんて絶対に許せない。そんな空気を痛いほど感じつつ、なんとか子どもらと仲良くなりたいゆえに子守りをかって出るも、引退したはずが再度CIAから仕事を依頼され、なんやかやでやがてこどもらも巻き込まれ・・・(お約束の展開ですw)

スパイものと言っても、どこかで聞いたようなテーマミュージック、あまりにまぬけなロシアンスパイ、お約束のスパイグッズ、と、アクション映画というよりは明らかにコメディです。ジャッキーもさすがにトシのせいか、これまではタテヨコナナメとすべての方向に、コマのようにビュンビュン動きまわるアクションが美しくカッコよかったのですが、この映画ではアクション控えめというか、うーんどうもやっぱキレに欠けてました。
ジャッキーアクションと言えば、「そのへんの道具を華麗に使って立ち回る姿」や「階段や壁をヒョイヒョイとこともなげに越えていく姿」がサイコーにカッコいいと思うんですが、今回はそういう姿もあんまなかったです。(いやあるんだけど、やっぱなんか迫力に欠ける気がするんだよねぇ~すごいことやってるんだけどねぇ。)

じゃあ退屈な映画だったかというと、これがけしてそんなことはなく、確かにアクション要素は差し控えられてはいましたが、ファミリーコメディとしてはスッゴク楽しい映画でした。何よりよかったのは、3人の子供たちの性格付けと、それぞれへのボブの関わり方です。思春期の長女、学校ではいじめられっ子の長男、天真爛漫でまだまだ赤ちゃんっぽい末っ子。ボブははじめめちゃくちゃ嫌われてるんだけど、やさしさと忍耐でちょっとづつ子どもらに近づいていくのですが、それはそれぞれの子供たちが最も望む男性の姿になってるんです。

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どの子を特別扱いするのではなく、三人三様に触れ合うエピソードがまんべんなくていねいに描かれていて、子供らがボブをだんだん好きになる理由がよくわかる。特に長女とのふれあいが素晴らしいです。ボブが父親として加わることによって長女の孤独は共有され、家族としてしっかりまとまれるんだろうなあという感じがしてとてもいいです。

もうね、ストーリーは読めてるの。予定調和なの。お約束なの。でもいいの。だって楽しいし泣けるしほのぼのするんだもん。
笑って泣いてハッピーエンド。やっぱりこういうのが一番好きだなあ~。
映画冒頭で映し出されるジャッキーの過去の作品でのカッコイイ姿(スパイとしてこんな活躍をしてました、的な・笑)、毎度お約束のNGシーン集も楽しいです。
考えてみれば、昔のジャッキーの映画ってコミカル路線であってもヤマ場のアクションシーンでは、めちゃめちゃシリアスな表情で敵と組み合ってたよなあ。悲しみとかつらさとか怒りとか、そういうのが込められてたことが多かった。ハリウッド進出後はそういうのはあんまりないような気がするな・・・
今回はさらに、(スパイたちがあんまり悪くないんでw)残酷なシーンも一切なしです。
TVで放映されたらぜひご家族でどうぞ♪



末っ子に振り回されるやさしいパパっぷりを演じてるジャッキーを見てると、「私生活では女性関係が派手で奥さんを苦しませ続けて、そのせいでいまだに息子さんからすごく嫌われてる人にはぜんぜん見えないよな~」とちょっと複雑な気持ちにもなってしまいました・・・
ま、それは映画には関係ないことだからね。
ジャッキー映画次の公開作品は、なんとあの「ベスト・キッド」のリメイク版です!ジャッキーはあのミヤギお師匠さんの役です!えー!と思ったけど、これがなかなか評判がよいらしいのです。楽しみだ~!
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テーマ: 映画感想 - ジャンル: 映画

Thank You,Mr.Pete Quaife

キンクスオリジナルメンバーのピートが、23日にお亡くなりになりました。
享年66歳。お疲れ様でした。

実は昨日、ニコ動を検索中に、サムネ画面のコメントに「ピートが死んじゃった」っていうのを見つけたんですよ。
でも「は?何のことだコレ???」ってぜんぜんピンとこなくて、キンクスのピートじゃなくてどこか他のバンドのピートの事かと思ってたんです。
そしたら書き込みいただいて。
すごくすごくビックリしました。
キンクスのオリジナルメンバーが死んでしまうなんて、やっぱりぜんぜん思ってなかった。
(デイヴが脳梗塞で倒れたときも、死ぬなんて思わなかった。)

腎臓を患っておられたそうです。
レイとピートの関係といえば、わたしにとってすごく印象深い話がありまして、
ピートが脱退の理由は何か、と訊かれ、
レイが書いた曲に、ピートがベースラインを考えてきても、レイは自分が考えてきたものしか許さなかった。
というのがあったそうで、
ああ~確かにそれはバンド内の政治としては許されんわなぁ、と・・・(^^;
レイの中には曲の確たる完成像というのがあって、それ以外は許されんのでしょうね。
本来バンド向きではない、ソロ向きのミュージシャンなんだと思います。
そしてそんなレイの態度に、
ピートはバンドを脱退し、
ミックはアルコールが手放せなくなり(だそうです)
デイヴとの兄弟仲は悪くなる一方、
だったのかもしれません。。。
(あんまりこういうことを、見たわけでもないのに書いちゃうのはためらわれるんですけども。
でもそうだったんだろうなぁ(^^;)

とはいえ、
こういうの見てると、そんなに仲が悪いようには思えないんですよね。
むしろとっても仲良し。若い男子が4人キャッキャウフフしててめっちゃかわいいンだけどなぁ。



途中、向かって左から、デイヴ。ピート。ミック。上段にいるのがレイ。
話によると、当時ピートが一番女子人気高かったそうです。
なるほどこうやって見てるとしみじみ、
デイヴ→かわいい系ハンサム
ピート→かわいい系ハンサム
ミック→男っぽい系ハンサム
レイ→・・・あー。えーっと・・・ううむ(-"-)

ぁ、いやあたしにとってはレイは世界一かわいくてセクシーなハンサムさんですけど。心の底からそう思ってますけど。
世間一般的にはレイの分が悪いだろう、というのはわかる(^^;


ああ、余計なことを書いてしまいました。


でも、ピートにとってもやはりキンクスは彼の人生の中で、大事な存在だったと思います。なんてったって、デイヴィス兄弟とはレイヴンス時代からの付き合いなんだもの。
キンクスを創設してくれて、本当にありがとう、ピート。
ゆっくり、眠ってください。。。



Pete played on the bass guitar
Liked to get around, mixing with all the stars
But Mrs. Avory's child was all fingers and thumbs
But solid as a rock, setting time on the drums
While Dave the Rave hit the rock 'n' roll riffs
Yours truly strummed away with a slightly limp wrist
On the road

Happy Birthday Mr.Ray Davies!!!

毎年恒例、レイ・デイヴィスさんのお誕生日です!!
1944年生まれ、今日で66歳です!ゾロ目です!レイおめでとう!!



ファンになって20年、いまだにレイの歌声を聴くと、
意識をふうっと、どこかに持っていかれるような感覚に陥ります。
とても不思議で、なんとも言えない感覚です。
何でこんなに魅かれるのか、自分でもわかりません。
でもレイがこの世に生まれ生きてくれることで、
たくさんの名曲が聴ける幸運がわたしに巡ってきてくれて、
すごくすごく嬉しいです。

まだまだたくさん、素晴らしい曲を、歌声を、聞かせて欲しいです。

66歳の1年間が、レイにとって素敵な1年間でありますように
いつもいつも、お祈りしています

テーマ: 洋楽ロック - ジャンル: 音楽

新アトラクションに乗ってきた

久しぶりにUSJに行ってきました。しかも泊まりです。
大阪在住なので泊まる必要なんてないのですが、「ホテル京阪・ユニバーサルシティ」に、
あまりに安いプランがあったのでちょいと予約しちゃいました。
朝食付きでひとり3400円。せっかくなので「ファミリールーム」て部屋に泊まってみました。
何がファミリーなのかというと、
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インテリアがウッドペッカーのお部屋なのです。これだけのことなのですが、
ウチの娘はバカ素直なので、テンション上がりまくりでした。

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↑実は娘は、どこへ行く際にも、このリラックマのぬいぐるみを連れて行くのです。実は数年前のグアムのときも連れて行きました。
小1のときからのものなので、もう5年め。かわいがりすぎてるせいで、なかの綿も抜けてきて、すっかりやせ細ったリラックマになってしまいました。
ライナスの毛布みたいな存在って感じです・・・(来年中学生になるのになあ。こういうのっていいのかしら。親の愛情が足りてないのかしら)。


朝食付きひとり3400円のプランだったのですが、安いからといってサービスが悪くなるわけでもなく、ホテルの応対はよかったし、アメニティもかわいいし、よかったです。
そうそう、ホテルの中に、イーグルスのホテル・カリフォルニアのレコードジャケが飾られていました。

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ちなみに。ディ○ニーランドの3デイズパスの値段で、USJなら年パス買えちゃうのです(笑)
まあ規模が違いますけどね・・・ネズミーは広大だもんなぁ~。
金曜の午後+雨という条件だったので、園内は空いておりました。
そこでテンションますます上がりまくりの娘が、ビビリのくせに
「新しいアトラクションに乗りたい!」と申しますのでしぶしぶ付き合う羽目に・・・
ETの跡地にできた、「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」というヤツです。

わたしは絶叫系がダメで、しかも乗り物酔いしやすいタチなのです。
なので「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」も乗ったことありません。
「スパイダーマン・ザ・ライド」は大丈夫です(落ちるところは目をふさいでますけど)
でも、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は酔うのでダメです。
うわさによると、この新アトラクションは「スパイダーマンとハリウッド・ドリームの間くらい」の刺激ブツだそうで。
冷や冷やしながら乗り込んだのですが、


アカン。めっさ振り回されました。めっさ怖い。めっさ酔う。
結局これ乗っただけで胃がメッチャ気持ち悪くなって、あとは何も乗る気になれませんでした。
我思うに、「スパイダーマン」はぶん回し具合が「大きいが回数が少ない」ので、酔わないのですが、
「バック・トゥ…」や、この「スペース・ファンタジー」は、振り回し具合が「小さくスピーディーでたくさん」なので、酔うんだと思うんですよね~。
しかし、我ながらホント、ガラスの三半規管です…役立たずです…
丈夫な鉄骨製の三半規管に交換して欲しいです… lll_| ̄|○lll オエエエ


ちなみにこの新しいアトラクション「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」、何の映画も関係ありません・・・
なんやねんそれ。ここは映画のテーマパークちゃうんかいっ!とツッコみたいのはわたしだけなのでしょうか。


そういえばUSJは最近「園内レストラン」にチカラを入れなおしてるらしく、
前より値段を下げておいしくしてる、らしいのです。
で、わたしが酔ってくたばってる間、娘にコレ食べさせてました。

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エルモのシュークリーム&ドリンクのセットで500円。なるほど確かにリーズナボー。
シュークリームはフツーにおいしかったです。かわいいしね。食べ始めるととたんにグロ絵図になっちゃうけど(笑)
翌日には「アズーラ・ディ・カプリ」というピザレストランで生ハムピザを食べましたが、とてもおいしかったです。
娘もダンナもピザが好きでないのですが、これは大好評、パクパクいってました。
まあ1枚2200円ですからね。でも宅配ピザに比べたらおいしいぶん、安いといえるかもです。


しかしUSJも、アトラクションは絶叫形を増やして、その反面、パレードはキティやらなんやらでこどもっぽくなってきちゃって、
わたしには向かない場所になっちまいました。
あっそうそう、ブルース・ブラザーズがなくなってて、マイケル・ジャクソンのメドレーをやってました。
4人の黒人のシンガーさんたちが歌ってるんだけど、皆さんお上手。
なかでも、顔はモーリス・ホワイトみたいなおっさん顔なのに、声がハイトーンでマイコーっぽい人がいて、ビックリするやら可笑しいやらでした。

マイコーメドレー、人気だったし、ユニモンも相変わらず人気高かったし、
音楽好きなわたしとしては、今何もやってない施設(前に「ハリウッド・メイキャップ」やってたトコ)を、こういう音楽専門の、プチライブ会場にすればいいのになーと思うんですよね。
マイコーメドレー、フィフティーズ、ミュージカル、etc。1日それぞれ1公演づつでお客さん入れれば、いけるんじゃないのかなー。
暑い時期とか寒い時期とか、特にイイよ(笑)

しかし疲れました。やっぱ年々体力なくなってます。
なのにこの夏は何を思ったか、東京ディズ○ーランドに行くのです。
(わたし的にはそっちはオマケで、メインは明大博物館刑事部門なのですが)
ランドとシーで2デイズ・・・ワタシ死ぬかもしれません・・・・ミ(ノ;_ _)ノ =3

テーマ: 主婦の日常日記 - ジャンル: 日記

ピアノの森

アニマックスで放映してたのをたまたまタイミングよく見ただけなのですが、これがなかなかいい映画でした。

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森の中に打ち捨てられたグランドピアノを気ままに弾く海(カイ)。
ピアニストになるべくピアノの英才教育を受けて育った修平。
海は家庭環境が貧しく乱暴者なので、ピアノを「習った」ことはなくすべて自己流。
修平は父親が有名なピアニストであり、自分もそうなりたい(そうなるべき)と幼い頃から正統派のレッスンに明け暮れている。
海はいわゆる「天才」なわけです。そしてきちんとしたレッスンを受けてきた修平だからこそ、それがわかる。解かるからこそ強烈に惹かれ、そして嫉妬もし、煩悶する。
海は海で、自分には想像もしてなかった厳しいレッスンをきれいにこなせる修平の凄さに感嘆する。「努力」というものの凄さを目の当たりにするわけです。そしてそれが「自分もきちんと学んで弾いてみたい」と思うきっかけになる。
ピアニストというコインの裏表のような2人が、お互いを意識しながら交流を交わし技術を磨いていくお話です。一緒に見てたダンナが「モーツァルトとサリエリなわけやなぁ」と言ったのですが、まさにそれですね。ただこちらは2人とも小学生なのでもっと素直というか、ナチュラルな感じがします。芸術家~~ッ!って感じにする演出がいらないからかな。

天才の海は乱暴者ですが、正義漢でひねくれたところがまったくないのでとてもかわいらしいです。なんにでも素直に反応し、ストレートで、修平はそこにも惹かれるのでしょう。
真面目でいい意味で育ちのよい修平は、海の才能に嫉妬もするのですが、その嫉妬する自分の醜さにも気づく賢い子で、そこがなんとも切ない。そういうことに自分で冷静に気づけるってのは、周りの同級生よりちょっと大人なんですよね。それだけにつらい。
でも、海の才能に誰よりも早く気づいた修平もまた、大きな才能と感性の持ち主なんですよねぇ。
お互いがお互いの才能の凄さに気づいているのに、自分ではそれぞれ自分の凄さに無自覚なのが、成長期の少年らしくて美しいんですよ。
(いや、現実の子供たちは基本自信家ですけどね・笑。だからこそこの映画のこの2人が只者ではなく、美しいんだなあ。)

見始めて「ああそうだ、この天才少年の声の担当は確か上戸彩だったよなあ」ということに気づいたのですが、声質もイイし、浮いてないし、なかなか上手いんですよ。
上戸彩といえばドラマに出るたび「演技が下手だ、だから視聴率が伸びない」と世間から酷評されていますが(確かに数年前のあのキャビンアテンダントのドラマは酷かった)、この映画での演技や、そうそう、去年横浜博で見たオリジナルアニメでも声の出演をしてたときも思ったんだけど、そんなに世間が言うほど悪くないと思うんですよ。事務所がアイドル的な売り方をやめて、きちんとした演劇のレッスンを本気でやらせたらもっとのびるんじゃないのかなあと思うんですよねぇ。
修平役の神木くんは正直、坊のときのほうが上手かったなあ・・・
そうそう、海のピアノレッスンを受け持つ阿字野先生、ふっつーに美形演技で浮いたところもなかったので、見終わってから「宮迫ですッ(σ゚∀゚)σ」だったことを知ってビックリしました。

クライマックスで出てくる脇役、タカコお嬢様が飛び道具並みにイイキャラです(笑)
マンガが原作なのだそうで、そちらはまだ連載続行中だそうです。映画のその先が描かれてるようなので(原作はもっとキビシイ展開のようです)読んでみたいなあ~。

テーマ: 映画感想 - ジャンル: 映画

「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」 

ダンナが「今月中にあと1個スタンプがたまったら1回映画無料になるんやけど・・」と某ワーナーマイカルのスタンプカードを見てつぶやいてるので、ヨシなんか見に行くべ~と選んだ映画でした(見たのは5月末です。最近PCに向かうのがしんどくて感想も滞りがち・・・トシだなあ・・・ハァ)

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RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(公式サイト)

なんじゃこのタイトル~Always~3丁目の夕日のパクりかい(笑)と思ったら、製作者が同じなのだそうです。
しかし誰もがそう思ってしまうと思うので、ビミョーなタイトルだなあとは思うのですが、映画自体はよかったです。
エリート街道を突っ走ってきた49才の主人公(中井貴一)が、あるキッカケで「自分がやりたかったことってなんだろう」と振り返り、「そうだ故郷に帰ってローカル線の運転手になろう!」と夢を実現する話。
そんなおっさんになってから雇ってくれるもんかね~と思ってたんですが、映画中では「あえて中年を」の雇用理由も納得できる説明で、日本の不景気や都市集中の寂しさも同時に表現してくれていました。
すれ違っていた娘との関係修復、若い世代とのふれあい、老親の介護、「わたしにもやりたいことがある」妻、などなど、人生後半真っ只中の中年男性にふりかかる問題を、クドくなくしかし淡白でなく、いい具合に織り成して見せてくれました。
なんといっても中井貴一がピッタリ。エリート時代の「冷たい企業戦士」と故郷に帰ってからの「普通の中年」の姿を自然に演じ分けてて、上手いなあ~と感心しました。妻役の高島礼子と、介護士役の宮崎美子もよかったです。そうそう、三浦貴大(三浦友和の息子さん)が出てましたが、なかなか好演でした。お父様のようなハンサムではないですが(笑)、いい意味での「暗さ」や「かたくなさ」を持ってはる雰囲気がとてもよかったです。
島根県のローカル線に広がる「日本の田舎」の風景もとても沁みるものがありました。上映時間が2時間超と長いのが欠点ですが、まあそれも「ていねいに描いてる」ゆえかとも思えました(でもまぁもうちょっと短いほうがいいけど。邦画の欠点は長くなりがち、という点だよな~と昔から気になってるんですよね・・)。

自分の年齢が主人公に近いか、その母親の世代側か、によっても感じることはちょっと違うかもしれませんが、それぞれわが身に通じ感じるところがあると思います。反面、若い人にはわからない映画かもしれませんね。アラ40以上の年齢の方ならいろいろ身につまされ感じることも多く、自然と涙が出るシーンも多いと思います。

そして電車での「乗客側の責任」も感じさせられました(いや「責任」なんてこの映画はこれっぽっちも言ってないんですけどね。乗客側のわたしにはそう感じられたということです)。
運転手さんや整備士さん、経営の方の毎日の地道な努力によって電車は日々安全に走ってるわけですが、それに乗るわたしたち乗客もまた、電車走行の「安全」に関与してるんだよなあ、としみじみ感じました。電車だけにかかわらず、公共のものを利用するときはわたしらもやはりお互い気をつけねばならないですねー。

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