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かわいいもの

わたしは幼い頃か、ら、すごくすごく「かわいいもの・きれいなもの」が好きでした。
昭和40年代~50年代でかわいいものといえば、外国にしかありませんでした。絵本で見たり、テレビの洋画番組で見る、外国のセンス溢れる、かわいく美しくオシャレなものに、キョーレツに憧れました。
特に<お姫様の天蓋付きベッド>がすごく憧れで、商店街の家具屋の2階にある、天蓋付きベッドをしょっちゅう眺めては、ウットリしていました(けっこう立派なものだった)。
また<巡回遊園地>にも憧れました。カーニバルの大道芸や、移動サーカス。定着して営業する日本の遊園地とは違う、「一晩限り」の「はかなさ」を持った遊園地。幼心にも伝わる、なんとなく「あやしい」雰囲気が非常に心そそられました。

外国に憧れる少女としては、童話や少女小説も外せません。
まず繰り返し読んだのは「美女と野獣」。シンデレラも人魚姫も、いつも「美男美女」の「姫と王子」なことにリアリティを感じなかったわたしに、「お姫様ではない主人公」(商人の娘)と、「野獣」というカップリングだけでももう、画期的!小学校の図書室で何度借りたことか・・・
「若草物語」と「あしながおじさん」もはずせません。とくに当時からクリントイーストウッドや、高橋英樹といった年上俳優が好きでしたので、「あしながおじさん」は理想でした。後年、この続編(原題は「Dear Enemy」。日本では「続・あしながおじさん」)を読みましたが、これがまたおもしろかった。ジュディのその後、ではなく、ジュディの親友、サリーのその後、なのです。
「若草物語」は、ひとりっ子のわたしにとっての憧れの姉妹関係でした。2女のジョーの人気が高いですが、わたしは<やさしくて気弱で病弱でピアノが上手い>、という、当時の「はかない美少女」のエッセンスを全て併せ持った3女のベスが大好きでした。大人になってから読んだ続編での、ベスが死ぬシーンでは号泣したものです。
ちなみに「赤毛のアン」には興味薄でした。アンのやたら大仰なふるまいが好かなかったのです。大人になってからも全巻読みましたが、「何でアンの人生は、こんなに順風満帆なんだろう」という違和感が残るだけでした。
大人になってから憧れたのは「ジェーン・エア」ですね~!!「嵐が丘」じゃなくてジェーンエアなのです。辛抱強く清楚、それでいて意志が強い、という女性像に憧れるのです。美男美女カップルじゃない、というのもイイ!ですね~。

そして日本に画期的なキャラクター商品が生まれました。キティちゃんです。サンリオ全盛期でした。キティ・キキ&ララ・パティ&ジミーが3本柱でしたが、正直サンリオ商品は、わたしの求める「かわいいもの」ではありませんでした。「なんか違うねんなー」幼いながらに違和感を持ちながら、それでも「他にかわいいものがなかった」時代だったので、親にせがんで買ってもらっていましたが。
サンリオにしっくり来ないわたしが、少女小説と共に光明を見出していたのが「少女マンガ雑誌」でした。<なかよし>と<りぼん>です。
キャンディ・キャンディは第1回からリアルタイムで読んでいました。「クレープ」というオシャレな食べ物がパリにある、と知ったのは、原ちえこさんのマンガでした。タランチュラという毒グモに刺されたら、ダンスを踊って汗を大量にかくことによって、毒を流してしまわなければ死んでしまう、という恐ろしい話は高階良子さん。まつざきあけみさんや、内田善美さんの絵はただただ美しかった・・・
田渕由美子さんの描く「オシャレでオトメちっくな世界」に憧れ(この人の描く男性像がまた好きだった。「フランス窓便り」なんてタイトルは、当時画期的なセンスだった)、
おおやちきさんの描く「わたしが思うところの外国そのもの」の設定に想像を膨らませました(絵柄の繊細さはもちろん、「リュリュ」とか「ジジ」とか、ネーミングセンスからしてオシャレだった)。
もちろん「ふろく」はツキイチの最高のお楽しみでした!かわいいノート。ケース。シール。
サンリオ以外に<かわいいもの>が市販されていない時代でしたから、ふろくは宝物でした。
<特大><太><色:#ff0000>使いませんでした。だってもったいないから!!
段ボール箱に保管して、時々取り出しては眺めるのです(笑)
大事に大事に、使いたいのを我慢して保存しておいたたくさんのふろく。しかし!大人になったある日気付いたら、母がノート類を片っ端から使っていました。「お、おかあさん!」驚愕しました。文句を言おうと思いました。しかし今更文句を言ってどうなるのでしょう・・・・
大人になっていたわたしは、「あきらめる」ということもいつしか覚えていたのです・・・

今は日本中に、センスがよくてかわいいものがあふれています。つまらなかったサンリオも、シナモロールというかわいいキャラを出しました。サンエックスのゆるキャラもかわいいし、外国からはますますシンプルでかわいいものが入ってきます。100均ショップですら、かわいい文房具がたくさんあります。パイプベッドにも天蓋が付き、大道芸もイベント会場でよく見かけます。手に入れたいけど手に入らない、かわいいもの、はもうなくなってしまったようです。わたしがキンクスの世界にのめりこんだのは、やはり「かわいいもの好き」から来てると思います。流れる小川、緑萌える田園風景、美しい娘さんたちのドレス姿、ピクニック。甘い歌声、上品なメロディー。そしてはたまた、

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