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セクレタリー

深夜に放送してたのを録画してたものです。
<リンク:http://www.gaga.ne.jp/secretary/>
セクレタリー(公式サイト)(2002年作品)
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家庭環境ゆえ、自分が自信なく自傷癖のある女性が、ちょっと風変わりな雰囲気のエリート弁護士に出会って、徐々に変わっていく・・・というラブストーリーです。
恋愛映画によくある設定ですが、ちょっと他と違うのが、彼女と彼が「性的マイノティ」であるということです。で、じゃあエロエロ映画なのかというとこれまたそうではなくて(エロなシーンもありますが)、なんかちょっとコメディっぽい。ヒロインを演じるマギー・ギレンホールがファニーフェイスだからってのもあるかもしれませんが、映画の運び自体、あえて「セクシャル」さよりも、「人間の性癖の滑稽さ」を表現してるような感じです。この映画の二人の行いにリアリティーを感じるのは、彼女らの真面目な変態さに、"滑稽さ"”みっともなさ”が感じられるせいかもしれません。

わたしなんかはどうしても変態性愛にロマンを期待してしまうのですが、考えてみれば変態行為=謎めいてセクシー、なわけではなく、変態性が高ければ高いほど、そういう行いって、見た目には滑稽ですよね。
ちょっと前に、足のニオイフェチのショタコン野郎が小学生男子の上履きを盗んでコレクションしてた、という事件がありましたが、実際あったこの事件も、ロマンチックな変態映画にしようとすれば出来るでしょうが、現実は全然みっともないだけです。わたしの「きゃ~レイ~~{ドキドキ}」だって我ながら実にみっともない。
(わたしとお付き合いくださってる方はなおさらそう思ってらっしゃるでしょう。なのに見捨てず仲良くしてくださって、ホンマありがたいです。)
だいたい、人と違う性癖は滑稽でみっともないのです。いや、マトモな性も滑稽か。ブラッド・ピット×アンジェリーナ・ジョリーというきらびやかなカップルでさえ、パパラッチされた極日常な姿は、なんだかとてもカッコ悪く見えるときがありますから。(ひがみではない・・とおもう・・)

ヒロインのリーと弁護士・グレイ氏が耽る世界は「SM」なのですが、「タイプミス」した秘書(リー)を雇用主(グレイ)が「お仕置き」するという王道プレイ。彼らの現実の関係を見事に生かしたプレイです。
グレイによってマゾヒストである自分にどんどん目覚めていくリーの喜びようと、それとは反対にサディストである自分をどうしても認めきれず、自己嫌悪に陥っていくグレイ。「優秀な女王様は100パーセントサディストなのではなく、マゾヒストな部分も必ず持っていなければならない」、とどこかで読んだ記憶があるのですが、恍惚とした表情でリーのお尻をスパンキングするグレイが、彼女との関係に熱中すればするほど、自分のサドっぷりに苦悩する姿はまさに「マゾ性を併せ持つサディスト」。そのへんをジェイムズ・スペイダーが、クールな表情でジメジメと湿っぽく表現しています。このひとアメリカ人なのに英国人っぽいですね。そんな彼に反して(?)、「お仕置き」をもらえるためなら手段を選ばないリー。ううむ、やはり女は強い!
ちなみにスパンキングというのは、欧米ではメジャーな嗜好なのだそうで。SMは奥が深い・・・

<左>{}
グレイ氏によって人生の喜びを得たリーが彼をどこまでも追い求める姿。そんな彼女を見て不安と歓びを感じるグレイ氏。リーを(結果的に)精神的にいたぶって陰でコソコソ喜んでるグレイ氏の密やかなエクシタシーっぷりは、そりゃもうねちねちしてて変態っぽいのです。日陰の食虫植物みたいに糸を引いてるのです。
しかしだからこそ、この映画は「変態映画」ではなく「恋愛映画」と感じられるのです。
サドだのマゾだのといった性的嗜好がないにもかかわらず、この映画のリーやグレイ氏に何らかの共感を持ってしまう方は、この映画をいやらしい変態映画だなどと思わず、純粋な恋愛映画だと、ドキドキすることと思います。
自分で自分を傷つけることしか歓びを知らなかった女の子が、愛する男性によってあらゆる面で目覚めていく。しかもその歓びは相手に頼ったものではなく、自分自身で行動するものであるところが素晴らしいと思うのです。たとえそれが世間からは変態的な行為であっても。

相手の負の部分はもちろん、自分自身が持つ負の部分までも肯定できると、人間は強くなるのだなあと思いました。
愛は自分本位でいいのだと思わせてくれる映画でした。見てる間中すごく、悶々ともするんですが。

ただしっ!!

子供の前では絶対見ちゃいけない映画ですッ!!!
ポスター見てお察しいただける通り、やっぱエロいシーンはいっぱいありますので(笑)

追記:マギー・ギレンホールは「主人公は僕だった」で、過激なパン屋さんを演じてた女優さんでした。美人じゃないけどかわいくて、ちょっとだけミョーなスパイスのある女優さんですね~いいな~。

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