スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

地上5センチの恋心

ちょっとネタバレを含んでるかもしれません。

<左>{}<リンク:http://www.chijou.jp/>地上5センチの恋(公式サイト)

予告編を見て、「なんてアタシ向きの映画なんだ!!」と(笑)
こんな妄想設定でフランス映画、って珍しいんじゃないでしょうか。フランス映画ってもっとこー、理屈っぽいって言うかこむずかしいって言うか、って印象なので。
ま、それはともかく、気軽なロマンチックラブコメだといいなーと思い、見てきました。

<色:#0000ff><太>~プロローグ~
主人公オデットは子育てもひと段落したお年頃の、デパート勤務の中年女性。
今日は大好きな恋愛小説家・バルタザールのサイン会。オシャレしてウキウキで出かけるも、緊張のあまり自分の名前も満足に伝えられず、どん底まで落ち込んでしまう。
夫を10年前に亡くしてから、彼の小説にどれだけ心支えられ、励まされ生きてきたか・・・なのに!と、嘆く彼女に、息子が「手紙で伝えればいいじゃない」とアドバイス。
無学な自分が作家に文章で伝えるだなんて!と思いつつ、ファンとしての愛情を手紙にしたためるオデット。
その手紙を読んだバルタザールが、思いもかけない行動に・・・

<左>{}

夫は早くに亡くなってるし、生活は楽ではないし、子供たちも手は離れてるんだけどそれゆえの心配もある。
でも、
お気に入りのシンガーの曲をかけ、歌い、踊り、いつも元気で明るく、
嬉しいことがあると地上から浮くくらいウキウキしてしまう。
そんな一見お気楽な彼女の行動ですが、根っから陽気というわけではなく、落ち込むことはいっぱいあるけど、でも大好きなバルタザールの小説を支えに日々を元気に楽しく過ごしている、というのがとても親近感沸きました。これが根っから陽気なオバチャンでは、あー生来前向きな出来たひとなのね~感が出てしまうと思うんですよ。でも彼女は夫の死後、いろいろつらいこともあったけど、好きな作家の作品を心の中であたためて、妄想と自己努力で陽気に過ごすように自分を持って行ってるんですよね。
生活感が充分ありながら、夢とロマンに生きてる中年女性が主人公だなんて、それだけでオオッ!と奮い立ってしまいます(笑)

<左>{}
バルタザールの小説に助けられて生きてきたオデットですが、そのオデットが書いたファンレターに、今度はバルタザールが頼ってきます。ちょっくらデートみたいなこともしつつ、でもバルタザールは若い美女が好みだし、オデットも亡き夫をまだ愛してるし、それこそ恋愛小説みたいにどどーん!と恋愛に発展したりはしないのです。もちろん大好きな作家だし、彼自身セクシーだし、とってもとっても魅力的で、心がフワフワ浮き立っちゃうオデットなのではありますが・・・
作家として自信を失ってるバルタザールに、オデットはその才能をたたえます。「わたしが言うんだから間違いないわ」。ああ~~っ!!これ!これってやっぱり万国共通のファン心理なのかね??アタシもしょっちゅう言ってるわ!!そう、ファンというものは自分が好きなアーティストに対して絶大な愛情と信頼を置いてると同時に、そのアーティストを愛する自分のセンスにも絶対的な自信を持ってるのです!!ワタクシも、自分自身には取り立てて自信ある部分はないですが、レイ・デイヴィスの作品がこよなく好き!という自分のセンスは非常に愛してます。自信持ってます。笑。オデットもそうなのよね~ね~ファンてそういうものよね!とスクリーンにウンウン頷くワタシ。完全にヘンなオバチャン化してました。

しかしそんなオデットに、バルタザールはキツい言葉を投げつけます。それを黙って受け止めるオデット。だって確かにオデットは無学だから。それは自分でもわかってるから。

うおおおおおおおおおおおおおお。わかる!!わかるわ!!!

オデットはベルギー人。バルタザールはフランス人。国は違えど言葉は一緒。それでもバルタザールはオデットのファンとしての"理解力"を信用しない。
そうよね・・・あたしなんか英語わかんないもん。それでもレイ・デイヴィスの大ファンなんて言っちゃってさ。自分的にはすごく彼の書く世界のごく近くに住んでるつもりだけど、でもおまえ日本人じゃん、ホントにわかってんのかよ、て言われちゃったら、返す言葉がないのよね・・・・わたしの心の奥底で、いつも不安な部分が映画にズバッと出てきて、いまだに悶々としています(オオゲサ)。
と、必要以上に自分のこととして思い悩みながら見てしまいました・・・・いえ、映画自体はやっぱりロマンチック・ラブ・コメディですので大丈夫。でもそこはかとなく流れる冷静さが、フランス映画っぽいのかもしれません。

フツーの主婦に訪れた、思いがけない幸運な恋を描いてるのですが、あくまでもファンとして接しようとするオデットの慎み深さが、ありえない恋物語のなかにリアルな重さを出してました。気持ちわかるわ~~・・・・・ハア~・・・いまだに思い出してため息をついていますワタシ・・・ハア~・・・

Comment

Post comment

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。