スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イースタン・プロミス

イースタン・プロミス

ep6.jpg

プロローグ

ロンドンの小さな薬局に、一人の少女が助けを求める。
彼女はその場で倒れ、搬送先の病院で女の赤ちゃんを産み、死亡する。
その幼い母の名前はタチアナ。14歳。ロシアから希望を求めてロンドンにやってきた少女。
タチアナの出産を担当した看護婦のアンナ(ナオミ・ワッツ)もまたロシア系の女性。
タチアナの日記を見つけたアンナは、クリスティーンと呼び名をつけたこの赤ん坊のため、タチアナの身元を探そうとする。
しかしロシア語で書かれたタチアナの人生は、ロシアンマフィアと関わった凄惨なものだった。事情を知っても捜索をやめないアンナ。
そしてアンナはニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)というロシアン・マフィアの運転手と出会う-


冒頭のシーンから思わず目を背ける凄惨さ。その後もとにかく殺害シーンが正視できない。銃じゃないんですよ。殺すときはナイフ。わたしは銃なんて使ったことがないのでその衝撃とか、痛さとかが想像できにくいんのですが、刃物の痛さは我ら一般人の生活上でも味わうものなので、すっごくリアルに想像していまう。その刃物のリアルさと、現実のロンドンで問題となっているロシア系移民のリアルがクロスされてるようで、非常に痛々しい映画でした。

タチアナはロシアの炭鉱町で生まれ、「地に埋もれたような生活」から少しでもマシな人生を求めて得ロンドンにたどり着いた少女。しかし13.4歳の無知な少女が外国でやらされることといえば当然、ドラッグで自由を奪われた末の売春です。
この映画には彼女のように、幸せを求めたはずがロシアンマフィアの手にかかり、その輝くような若さと美貌に似合わないうつろな目と悲惨な生活をあてがわれた女性たちの姿が、単なる風景のように出てきます。そんな不幸な彼女たちの反面、ロシアンマフィアの親族である少女たちも出てきます。ドレスやご馳走、かわいい風船に囲まれたパーティの中にいる彼女たちは幸せです。しかしそんな少女たちも所詮、ロシアンマフィアの親戚であるということが、やがて彼女たちの自由な青春を奪うでしょう(自由でないということに気づくかどうかはわかりませんが)。
ニコライの相手をするロシア女性の売春婦が、美しい金髪と肢体を横たわらせ、ロシア語の歌を歌う。その声はとても優しく美しいのに、ドラッグのせいで何も見えてないように虚ろな目をしている。ストーリー上重要なシーンではないのですが、ここがすごく寂しくて悲しかったです。実際に、こんな女性がたくさんいるのでしょう。そんな彼女にかけるニコライの言葉もまた悲しい。
ちなみにイースタン・プロミスとは「英国における東欧組織による人身売買契約」のことだそうです。

現実社会を下敷きにしてる話なので、本質的に救いのない話です。実際にこういう女性たち(そしてマフィア社会に身を置かざるを得ない男性たちも)がいる限り、どんなエンディングも生ぬるくなってしまうでしょう。そういう条件下なので納得尽くしのエンディングが難しいのですが、せめてもの・・・・・・・・・・・・(以下自粛)
殺戮シーンが多く、そのたびにうをををををを・・・と、目を背けてしまいました。ノドは止めてノドは・・・うううう・・。山場の<サウナルームでのマッパで大立ち回り>シーンも、もう痛そーっ!痛そーっ!!服着てるときより、裸で切られたほうが、さらに痛そうに思えるんですよねぇ・・・ナマは痛いよナマは・・・そしてトドメが・・・トドメが・・・・うをををををを・・・_ノフ○ グッタリ …

ep10.jpg
(うをををを・・・ヴィゴ様ノドは・・・・・ノドは・・・・ぐぇぇぇ・・)

アンナはロンドンで普通に生きている、看護師らしい優しさと正義心を持ったロシア系(父はロシア人、母は英国人?)の女性。本来マフィアなどとは関わるはずがない女性です。そのせいか”24グラム”のときよりナオミ・ワッツは気配を隠してるようなカンジでした。それがいいと思う半面、ちょっと地味すぎたような気も。でもいいのかこれで。思うにこの人は美人なんだけど、映画の風景に溶け込める美人なんですよね。女優として重要なことだと思います。ちなみに彼女の母親役にはシニード・キューザック。ジェレ様の奥さまです。芯が強くて優しい、娘思いのお母さん姿がハマってて素敵でした。
ニコライの雇い主(ロシアンマフィアのボスの息子)キリルは、ほ~~んとわがままで、嫌なヤツで、子供っぽくて、でも自分ではもうどうにも出来ないことをいろいろ抱えてて、彼もまたロシアン・マフィア社会の犠牲者なのです。そんな彼の哀れな狂気を徐々に見せていくヴァンサン・カッセルがすごく上手いんです。

ep7.jpg

ヴィゴ・モーテンセンはもー、こてこてのオールバックとスーツが冷徹で小回りの効く戦車のようで、それでいてどことなくロマンチックな雰囲気をかもし出してて、最高に素敵でした。よく鍛えられた体なんですけど、マッチョすぎることがない。ヴィゴ演じるニコライもまた、おそらく貧しい生活を送ったロシア人(系)なわけで、そう考えるといかにも"ハリウッド的な"マッチョ体形では不自然なわけです。ヴィゴさんの身体は"鍛え上げられた人間の自然な身体”、なのがスーパーマンではない生身のニコライを表現しててよかったです。身長180あるそうですが、そんな大きく見えないのもまたよかったです。あくまでも目立たないように存在する闇の男、って感じですね。いやーそれにしてもアタシがこれほどまでに男の体について考え込みそして褒めることは我ながら珍しい(笑)いやホントきれいな裸なんですよー。色っぽいとか寝てみたいとかじゃなくってねぇ、ただただきれい。うっとり。大立ち回りのときにモザイクがかかってなくってウハウハなーんて言わないわよー(だって実際見えないもん。動きが速すぎて。(`-ω-´)チッ)
いやしかし、ヴィゴ様の裸のすばらしさを置いといても、いろいろ思い返していい映画でした。もう一回見たいなと思ってます。

ep8.jpg

(メイクなのかナチュラルなのかわかりませんが、唇に切れた痕があるんですよ~それがまたええんだわ!傷と血の似合う男はやっぱかっこいいよねぇ・・・

テーマ: 映画感想 - ジャンル: 映画

Comment

Post comment

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。