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わたしの好きな日本の歌①

普段はレイ・デイヴィス関係~および80年代洋楽ばかり聞いてるんですが、
時々無性に聞きたくなって、際限なく繰り返し聴き続けるおきにいりの曲というのもあります。
とにかくまずチョイスしてしまうのが

村下孝蔵さんの「初恋」です。



メロディーと歌詞、ギターと歌唱、どれをとっても素晴らしい曲だと思います。
いまだに聞いてて、キュンと、胸の奥が締め付けられるような、
鼻の奥がツンと痛くなる曲です。

とにかく忘れられないくらい好きなんですが、
この曲がヒットした高校生ころこの曲が好きだというと、友達からは「え~?!」と絶不評でした。
どうやら、歌詞の中の男の子が、

<オトコのくせに「遠くでボクはいつでも君を探してた」とか「好きだよと言えずに」なんて、気持ち悪いやん>

だそうなのです(苦笑)

男の子だろうが女の子だろうが、大人だろうが子供だろうが思春期だろうが、
好きなのに好きだと言えない、
それは
勇気がないとか、それまでの関係を壊したくないとか、言えない事情があるとか、
理由はいろいろだと思うんですが、
そういう胸の苦しい情景と言うのは、時代や性別に関係なくほとんどの人が共有してる、繊細な感情だと思うんですよねぇ。
おそらくこの歌を聴いた瞬間、
今現在初恋真っ只中の男子中学生も、それは遠い思い出の80歳のおじいちゃんも、同じ気持ちになるのではないかしら、と思うのです。

この歌の歌詞から想像できる、
おそらく陸上部員の、走り込みをする真剣な瞳をした少女と、
その姿を遠くから見つめている少年は、いがぐり頭の野球部の少年か。
あるいは図書館の窓ぎわに佇む、詰襟に眼鏡の少年か。

そのワンカットは白黒でも古びたカラーでも似合う、
時代を超えて共通の、ひそやかで美しい日本の風景だと思うんです。

僕、という一人称があるので男子目線の歌なんですが、
三田寛子さんなど女性の方もカヴァーされてるので、少女目線で想像してみるのもキュンと来ます。

1番の歌詞ももちろんいいのですが、
わたしは2番の

「風に舞った 花びらが 水面を乱すように」

という部分がとても好きなんですよ。
この一文から想像できる情景と、感情と、
言葉の語感が、
メロディーにすごく載る感じがして、耳に心地いいんです。
一瞬にして聞き手の心にしみこむような美しさがあるなあと思います。

村下さんの「ゆうこ」の歌詞の、

「言い出せない愛は 海鳴りに似ている 
遠くから絶え間なく寄せ 胸を強く揺さぶる」


という一節もとても好きです。
「言えない恋心」をこれほどまでに的確に表現してる文章は、なかなか無いよなあ、と思います。

ご存命だったらまだまだ素晴らしい歌を歌ってらしただろうなあと残念です。

テーマ: お気に入りの曲♪ - ジャンル: 音楽

Comment

tallulah(管理人) #FrUoCQUQ

この曲がはやったのは83年2月だそうです。わたくしまさに高校1年でした。清らかでした。といいたいところですが、今で言うところの"中2病"をまだわずらい続けた、頭でっかちのほんとイヤ~なクソガキでした。それだけにこの歌の清潔さが心に沁みたのかもしれません。どんな病んだ人間の心も、真っ白な状態に戻してくれるような作用を持った歌だなあと思います。

>恋愛の本質って「ただ見ること」だと思うんです。ドロドロになったからって、わからんものはわからんものね。

恋愛経験が豊富でドロドロを数多く知ってるほうが、愛や恋や人の心やらについていろいろ知れるんじゃないかと思ってしまいがちですが、確かにそうですね。ドロドロしたから恋愛の何かがわかるかといえば、必ずしもそういうわけではないですよね。それより、もとからの相性がよくてケンカもしないラブラブカップルのほうがずっと、幸せとか思いやりとかについて詳しいでしょうしね。
わたしはどっちも経験がないのが残念ですわあ(苦笑)ウン、やっぱどっちかだけも経験しときたかったです(笑)

>本当にこれは文学クオリティですね。早逝されたことが悔やまれますね。

村下さんの歌には、日本語の美しさが満ち溢れています。ようつべを徘徊してて、知ってる曲や知らない曲を聴きまくってるんですが、なんと素晴らしい表現か、と思う一文が多くてため息ものです。
めぞん一刻の主題歌だった「陽だまり」という歌に
”ああ 僕は 君一人のためだけの ひとりぼっちさ ”
というのがあって、うわあなんかもうすごすぎてあ然としてしまいました。
まさに文学クオリティ。曲つきの短編小説だなと思いますね。

2008/10/28 (Tue) | URL | 編集

tallulah(管理人) #FrUoCQUQ

お名乗りありがとうございます(^^)
>見たら涙でちゃいました

でしょ~でしょ~!!メロディー、歌詞、演奏、そして歌唱とすべてが叙情的に融合されてて、ああこれぞ日本の歌だよなあ、素晴らしいなあ、としみじみ思わされます。
ようつべでいろいろ村下さんのビデオを見てるんですが、歌が上手いのはもちろん、ギターがまたお上手なことにも気づかされました。
この曲が流行ったころには既にお身体が悪かったそうで、結局亡くなるまでずっと病気を抱えられてたようです。それでいてこのパフォーマンスかぁ、根っから音楽家だったのだなあと感動します。

>切ない!!

切ないっていいですよね~苦しいんだけど、苦しいのとはまたちょっと違う、つらいけど素敵な感情だと思います。それをこれほど的確な語感で伝えられる日本語というのもまた素晴らしいと思うんですよー。

>昨日からこの曲があたまをグルグルです

わたしもここ最近ずっとグルグルです。1日に何度も繰り返して聞いてて、ますますグルグルです(笑)

2008/10/28 (Tue) | URL | 編集

minko #-

ああ、すみません。
上のコメminkoです。
昨日からこの曲があたまをグルグルです!

2008/10/28 (Tue) | URL | 編集

ショコポチ #-

この歌が流行っていただろう頃私は世間も見えないぐらいのドロドロの恋愛をしていたので(笑)残念ながらリアルタイムでは知りません。それを残念だと思えるぐらい、いい歌詞ですね。
「浅い夢だから胸を離れない」って本当ですよ。初恋は実らなかったのでしょう。だから一生忘れない。ドロドロなんて二度と思い出したくないもん(笑)
私は前にも自ブログで強烈に主張しましたが(笑)恋愛の本質って「ただ見ること」だと思うんです。ドロドロになったからって、わからんものはわからんものね。だからちっともキショくないし、だから胸に残るんだと思うんですね。そういう恋愛を知らないキミタチはかわいそうだよ!(会ったこともないタルちゃんの友達にケンカを売るオレ)
ま、それはおいといて。
本当にこれは文学クオリティですね。早逝されたことが悔やまれますね。

2008/10/27 (Mon) | URL | 編集

#-

やべっ!
見たら涙でちゃいました。
いい歌だとは思ってたけど
この日記をよんで実感しました。

声もとてもいい声でね。
切ない!!

2008/10/27 (Mon) | URL | 編集

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