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子供たちは森に消えた

プーチンミーハーなわたしを魅了して止まない今日のニュース。
http://www.afpbb.com/article/economy/2609511/4230135
ワタシのプーチンホルダーが火を噴くぜ!!
「デリパスカ君、この合意文書に署名をしたかね?」は、しばらくワタシの中で大ヒットの名セリフになりそうです。

などという教養のかけらもないミーハーな話は置いときまして、
ようやっと読み終わった本の覚え書きなどを。

kodomori.gif
子供たちは森へ消えた/ロバート・カレン・著/広瀬順弘・訳

ソ連で12年間に渡り、50人以上の少年少女を殺し続けた連続殺人魔アンドレイ・チカチーロの犯罪記録と捜査・逮捕を描いたドキュメンタリーです。

チカチーロはこの手の殺人犯として有名だと思うのですが(殺人犯に有名/無名というのも変な話ですが)、なぜ有名かというとやはり、10年以上もの長期にわたって人を殺しつづけてた、という点でしょう。実際この本の半分以上が、その正体がつかめず、人殺しを繰り返していた描写なので、読むのに時間がかかりました。被害者となるのはほぼ年齢の低い男女。男子も襲うので犯人はイコールゲイなのではないか、という憶測が捜査を遅らせた感がありますが(実際はゲイではなかったようです。要は誰でもいい状態)、
チカチーロが10年以上の長期に渡って人を殺し続けたこと(そんなに長期間人間は狂い続けながらも、それがまわりにさとられないようにふつうに暮らせるのだということ)、
その被害者の発見時の姿の悲惨さ=被害者の人格をまるっきり無視した殺害後の遺体の傷つけ方にまず驚き、そして読み進めてるうちに、
12年間もの間チカチーロに行き着かなかったその原因の最たるものである、ソ連の警察、いや警察だけじゃないですねぇ、社会全体の機能していなさ、のほうにさらに驚きました。
仮にも20世紀の一国家の機能が、全てにおいてこんなに連絡が悪く、怠惰で、活気がなくていいもんだろうか。警察や国営企業の怠慢さ、それゆえの社会全体の無気力さ。そしてそこからくる、ソ連の一般労働者たちの活気のなさ。
この事件で被害者がこんなに増えてしまったのは、直接手を下したチカチーロのせいであるわけですが、それを許したのは当時のソ連社会なのではないかと思えます。
被害者は殺された人たちだけでなく、雑な捜査ゆえに、誤逮捕の犠牲になったひとたちもいます。
もちろんこの時期のソ連にも、犯人逮捕に地道な努力をし続けた人はいて、その情熱で最終的に逮捕は出来たわけですが・・・

中に挟見込まれているチカチーロの数枚の写真にも驚きました。逮捕直後、逮捕されてから現場で説明をする姿、収監されている姿。それぞれが全く印象が違うのです。有名なのは収監されてる、頭髪を剃った姿だと思うんですが、これはいかにも年若い者たちを残虐な方法で殺したまさに殺人鬼然としてる姿です。しかし殺害現場で説明をしてる姿は、そこに写ってる誰がその恐ろしい殺人鬼なのか、一見してはわからないくらいです。チカチーロはいわゆる多重人格者だったのではないか、ということが言われているそうですが、その点を研究する前に彼は死刑に処されたので、その精神の奥で何が起こっていたのかは結局、わからずじまいになってるそうです。
わたしは死刑という方法に反対はしない側なんですが、こういう特殊な犯罪を起こす人間は、その行動の原因を研究することも、以後の同種の犯罪を減らす、せめて減らすのは無理でも早期に逮捕する材料になるのではないか、言い方は悪いかもしれないですが、そういう研究の生きたサンプル、として生かしておくこともひとつの方法じゃないかと思います。
(とはいえ、被害者の遺族感情としては、一日も早く死刑に、となるほうも理解できるので、死刑の良し悪しについてはわたしはなんとも言えません。が少なくとも日本の「無期懲役」というのは、非常に効果のない刑だと思います。「終身刑」は、その同一犯による再犯防止という点では効果があるので理解できるんですが)

ほいで続けて今読んでるのが「死刑囚ピーウィーの告白」です。これがまた・・・
書ければまた読み終わった後にメモっときたいと思います。ほんの感想文はすごく苦手なのですが、読んでもすぐ内容を忘れちゃうので、自分のために、というカンジです・・

テーマ: 最近読んだ本 - ジャンル: 本・雑誌

Comment

tallulah #FrUoCQUQ

ネットには猟奇殺人に詳しいサイトさんがたくさんありますよね。惜しげもなくその知識を披露してくださってて頭が下がる思いでわたしも時々拝見させていただいております。

>いや危ないサイトじゃないですwかなり学術的なものでした…一応…?

わたしがたまに見るところもみな真面目なサイトさんだと思うんですが、ウチのダンナなんかはわたしがこのテのものとか、あるいは「人体の不思議展」なんかに興味を持つのを胡散臭そうな目で見てるくせに、「ネットって死体の画像が転がってるから注意しなきゃね~こないだもウッカリ見てしもうたわ」とか言ってるんですが、いったいヤツはどういうサイトを検索しててそんなところに行きついてるんだか・・胡散臭げに見られているわたしのほうが、そういうのに出くわしたことがないってのもヘンな話です(笑)

>「同じ人間とは思えない」とか「心の闇」とか言ってフタをしていては自分も同じことをしでかすやもしれないぞと。

これはもう、殺人だとか詐欺だとか、諸々の犯罪全てにおいてしみじみ自分の危険さを痛感しています。「同じ人間とは思えない」よく世間で聞く言葉ですけど、でも同じ人間である限り、絶対自分はそうならないという保障はないですもんね。
わたしもいちおう今はまともに生きていますが、いつ何がキッカケで精神の歯車が狂って犯罪を犯すかわからない。わかっていてもずるずる行ってしまうかもしれない。あるいは自分が被害者になるかもわからないですしねぇ。
猟奇殺人ではなく不幸な事故なので同系列に語ってはダメかもですが、大きな意味でセックスがらみって点では、つい先日もデヴィッド・キャラダインの死因を知って、うわあ~そういうのを快楽とする人たちがいるのかああ~~とメチャメチャビックリしたと共に、いやーでも自分も何がキッカケで何らかの、いわゆる「変態道」に目覚めるかわからないもんなぁ~とまた新たな不安を感じましたです。この「子供たち~」によると、40代から50代がいちばんこういう「妄想」が盛んになるのだそうです。わたしドンズバにヤバいお年頃です(笑)
一寸先は闇、というのはどんな災難が降りかかるかわからない、という意味と共に、どんな狂気が自分の中に生まれるかわからない、という意味も含まれてるのかもなぁ、と思ったりします。
あっちなみにわたしも殺人シーンとかスプラッタホラーとかダメです。特に刃物系がダメですv-404
若い頃はどんな残虐シーンも平気だったんですけど・・・トシのせいでしょうか・・・

>ところでプロフィールの絵はへもちゃん作ですか?

すいません~ありがとうございます褒めていただいてv-356
とりあえず字の汚さにご注目あれ~ってカンジですよねぇ(^^;
ムスメには時たま何かが降りてくるらしく(笑)リ*ックママンガを凄い勢いで描き始めるのですが、このキイ*イトリがすごくわたしの気持ちを代弁してくれてたのでコッソリ使ってしまいました。「もうしらない!」のほかに、(長いので消したんですが)「だれもみかたになってくれないっ!!!」って言ってるんですよ(笑)

2009/06/10 (Wed) | URL | 編集

ショコポチ #R2jU64p2

私も一時期、猟奇殺人者の生い立ちばかりを集めたとあるサイトに夢中でした。1回「お気に入り」が全部消えちゃってから行けなくなったけど。いや危ないサイトじゃないですwかなり学術的なものでした…一応…?

映画の中でも殺人とかスプラッタとかかなり見たくないヘタレなオレv-159がなんでそんなところに足繁く通ったかといえば、やっぱりそこに「人間」があるからではないかと思いました。よく言われることではありますが、いいひとを見てるだけじゃ見えない人間の真実が垣間見えるというか。「同じ人間とは思えない」とか「心の闇」とか言ってフタをしていては自分も同じことをしでかすやもしれないぞと。なんかそんな気がして「うへえー」とか言いながら読んでました。
だから今回のリポートは非常に興味深く読ませていただきました。次のも楽しみにしております♪

ところでプロフィールの絵はへもちゃん作ですか?スッゴク可愛い!!!です♪

2009/06/10 (Wed) | URL | 編集

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