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死刑囚ピーウィーの告白

いいかげんメモっとかないと忘れてしまうので、書いとこう・・・とにかく内容が酷いんで、読んだ後ぽかんと空いてしまいました。
いやどなたもこんな残虐シリーズ知りたかないと思うんですが、自分の自己満足メモなんで、すっとばしてください・・・・


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死刑囚ピーウィーの告白~猟奇殺人犯が語る究極の真実~
ドナルド・ギャスキンズ&ウィルトン・アール著/滝井田周人・訳



この本は、数多くの人々を殺したドナルド・"ピーウィー"ギャスキンズが、嘘偽りない真実を自分の言葉で「告白」し、それをウィルトン・アールというライターが文章にまとめた、という形だそうです。
第一の筆者であるギャスキンズ自身が「この本には嘘はひとつもない」と言っているのですが、ほんとのところはどうかわかりません。しかし読んでいて、自分の犯した犯罪をさらに大きく誇張したり、あるいはやってもない殺人を自分を大きく見せるために自分がやったと吹聴したり、などというカンジは余りありませんでした。だってもう、今までにわかってる分だけでも充分じゃないの?ってくらい数が多いし、酷いし。。。それに自分の「手柄」として語るには、その殺人手口を語る口調が、あまりに淡々としてるからです(ムショでマフィアに誘われた、とかはちょっと得意そうではあったけど)。
もちろんこれは彼の声を言葉に起こしたウィルトン・アール氏(と、訳者の滝井田氏)の筆致によるせいもありますが、しかしこの不気味な落ち着き具合も、ギャスキンズの告白時の口調を文章に起こしたらこうなった、ということでありましょうから、やはりあまりに淡々と、罪の意識もなく、ただ楽しいがために人を殺した、という風景がまざまざと浮かんできて、非常に恐ろしいものでありました。

ギャスキンズは身長が163センチと小柄だったため、周りから「ピーウィー(=チビ)」と呼び名を付けられて継父から虐待を受けていたそうです。そしてその後刑務所を出たりはいったりするたびに、身体が小さいゆえに、他の体の大きい服役者から「餌食」にされるわけです。しかしそれがその後彼が起こした殺人の免罪符になるとは思いません。

彼は自らが犯した殺人を種類わけしており、
快楽のためだけに起こした殺人を「沿岸殺人」(遺体を沿岸に埋めたため)、
顔見知りを殺害した場合を「本格殺人」
としています。特に酷いのはヒッチハイカーなどの全くの行きずりの若者たちを殺害する「沿岸殺人」のほうですが、これはもうまさに被害者にとっては阿鼻叫喚の地獄だったろうと思わせる酷さです。ふつうの人間ではまず思いつかないようないたぶりかた。
じゃあ「本格殺人」は手ぬるいのかというと、そうではない。だって姪っ子って、殺せるかなぁふつう???さらには2歳児・・・・・・・・・・・・・・・イやもうホント、唾棄すべき、とはこのことですよ・・・

彼の殺人の起爆剤となってるのは結局のところ「性欲」らしいのですが、この本を読んでしみじみ、猟奇殺人と過剰な性欲はワンセットなのだなあと思いました。いや「過剰」だけではこうはならないですね。「過剰にサディスティックな」性欲ですね。
相手をいたぶっていたぶって、それが性的な高揚感となるんだから、結果的にもちろん殺すまでやってしまう。いや違うかー。「殺す」のが己の快楽の終着点なのでしょうねぇ。なんだろうな~「性」が一方的な快楽の手段でしかないわけですね。コミュニケーション方法じゃないんですね。自分のことしか考えてない。

もうひとつ恐ろしいなあと思ったのは、犯罪者は口が上手いといいますが、このギャスキンズと言う男も、相当口が上手かったんだろうなと感じます。彼のやったことには一片のいいわけも成り立たないと思うんですが、なんちゅうかな、その反面、もしかしたらわたしもだまされてしまうかも、と思わせるところがあるんですよ。
本人は自分の「小柄さ」がコンプレックスの大きな部分なんでしょうけど、その小柄な身体が逆に相手の気持ちを緩ませることになり、
たとえば刑務所に入ってるような犯罪者たちには「こんなチビ、たいしたワルじゃないだろう」と思わせ、一般人からは「こんな小柄なおじさんに、人を殺すほどの力があるわけないだろう」と思わせる、
前者は彼のプライドの高さとサディストな部分を開花させ、後者は彼の快楽殺人をスムーズに行かせる絶好のカンバンになったんじゃないかなーと思います。

とにかく全編、めちゃくちゃヘヴィーなので、あまりオススメは出来ません。読んでる最中、何度「うぇぇ~~」と退いたことか・・・とにかく殺し方がふつうじゃない。ふつうなひとは人殺さないってわかってるけど、でもあまりにも残虐なんですよ。ふつう思いつかないよあんなこと!
こういう本て、夜寝る前には読めないんですよねぇ。いやな夢見そうで。
つい読んでしまったときは必ずその後に「聖☆おにいさん」を読んで脳内にマイナスイオンを送り込んでから、眠りにつきました。

今は「オリジナル・サイコ」(ヒチコックの「サイコ」のモデルらしい)読んでます。
また読み終わったらメモ書きしようと思います。

テーマ: 最近読んだ本 - ジャンル: 本・雑誌

Comment

tallulah #FrUoCQUQ

お返事が遅れて申し訳ありません~v-356
いやほんとこれはヘンタイどころではありませんでした。一般人が日常会話の中で出す「S/M/ヘンタイ」とかってのは、ホントぬるい話題でしかないんだなと・・・。
サディストの人を全て殺人に結びつけるのもまた間違ってるとはわかってるんですけど、でもこの本を読んだ後では、やっぱりサディストってのは恐ろしいんだなあと思ってしまいました。考える「加虐」方法が我ら常人の域を思いっきり超えてるんですよねぇ・・・

>驚愕の真実もまるで夕飯のレシピみたいに、ふ~んと受け流せるようになる自分がまた怖い(笑)

わたしもこれまで読んだのはいろんなタイプを一冊にまとめたモノばかりだったので(実家の自室の本棚の奥に、宝島ムックの「変態さんが行く」とか「風俗というお仕事」とか置いたまんまなんで、アレ親に見つかるとヤバいなぁと思ってるんですが、実家に帰るとそれを引き上げるのを忘れてしまうんですw)、
だんだん慣れてきて(笑)ヤバイなあと思ってたんですが、
こうやって一人ひとり個別に読むと、何度もページから顔を背けるくらいコッテリと書かれてるので、退きます退きます(苦笑)ああまだ自分は人間の心を失ってないなと、安心(?)することが出来ました(笑)
でもこの手の話は女子のほうが強いかもしれないですね。ウチのダンナは表紙を見てしまっただけで「げんなり」言うてます(笑)人体の不思議展もお客は女性ばっかでしたし・・・

>こういう加害者には、被害者家族に心から詫びる気持ちが生まれる日なんてまず来ないだろうと思いました

連続殺人犯とか、通り魔とかいった類の人間には、そういう悔悛の気持ちというのは全然生まれないみたいですね。そもそもそういう根本的な部分から壊れてるから、そういうことが出来るのかもしれないですが、
先日パチンコ屋に火をつけた犯人が、自首してきて「(殺すのは)誰でもよかった」とかいうた挙句に「けじめをつけるために自首した」と言うたそうですが、新聞でこれ読んだときに「何のケジメじゃあぁぁ?!」と思ってしまいました。無差別に無関係なひとを殺しておいて、自首したら「けじめ」になるという、その感覚が完全にズレてますよね。でも本人はそれがズレてるとはわかってないんだろうなぁ。なんかこういう犯罪を犯す輩の思考回路の端っこを見たような気がしました。

>どうしてもこの手の犯罪者のパターンにこういうの多いみたいですね。

必ずといっていいほど出てきますよね。親が酒乱だったとか淫乱だったとか、そして必ず「暴力」とセットで。確かにそれは酷いことなんだけど、じゃあそいつの兄弟も全て無差別殺人犯になるかと言うと、そうじゃないわけですし。

>悪人は悪人ヅラしていてもらいたいですが、見た目につられて、ついつい判断力が鈍るもんですね。

見た目って大きいですよねー。「人は見かけじゃない」っていうけど、アレは嘘ですよね(笑)
よく見ると目つきがオカシイとかあるんでしょうけど、そこに気づいたとしても、でも親切なことを言われると、「そう悪い人じゃないのかな」なんてギャップで余計いい人に思えたりとか、そういう場合もあるんでしょうね。人を見極めるのって本当に難しいですよねぇ。

>イカツイ男ら(ブルース・ウィルスともう一人)に犬用の拘束具つける

ブルース・ウィリスはそんなもん付けられる役をやってるんですか(爆)パルプフィクションはわけわかんなさそうだなあと思ってみてないんですが、イッキに期待感が高まりました。メチャメチャきれいな顔の最低なお兄さんも非常に気になります。今度借りてきます!
クエンティン・タランティーノと中村獅堂って顔似てませんか?(すいません、どうでもいい話・・笑)

>被害者の側から考えれば、何とも不快な本かもしれませんが

そうそう、そうなんですよね。どういう理由があろうがなかろうが、どんなふうに狂ってようが、被害者やその家族の立場からすれば、存在理由がわからない、不快な本でしかないですよね。だからこういうものに興味を抱いてしまう自分自身も、なんか罪がある気がしてしまうんですけど、でも読んでしまう・・・

わたし実は小学生のころから、いわゆる「カニバリズム」に興味があって、でも別に自分が食べたいわけじゃないんですよ。むしろゼッタイ人間の肉なんて食べたくないし、どんな食糧危機になっても、それはやっぱりダメだろうと思うんですよ。生理的に人肉喰いはダメって刷り込まれてるって自分で感じるんですよね。自分はそうだし、世の中の人もそうかんじると思うんです。それなのにでも、「人間の肉を食っちゃうひとがいる」ってのは、それはどういうことなんだろう??人間が人間の肉を食べるってのはいったいなんなんだろう?ってのがすごく不思議で、わけがわからなくて、興味がありました。なので「パリ人肉事件」(佐川くんですね)はすごく衝撃でした。でも佐川一政に関する本はまだ読んだことがありません。この手の猟奇ものも、日本人のはよりリアル感が強そうで、怖さが増す気がして、手を出すものためらわれます。外国人ものなら読めるってのも、勝手なもんですね。

>必ず出てくる卒業アルバムの本人の言葉ってのはもうやめてほしいし

あれはいただけないですよねー。卒業アルバムなんて、時期的に「中2病」な時期なわけだし、自己主張の激しい風変わりなことなんて、多くの学生が書いてると思います。書かなかったとしても、頭の中では多かれ少なかれみな考えてるんだし。
あああと、アニメやゲームのせいにするのもやめてほしいですねえ。ふつーはみな現実とフィクションの線引きはきちんとできてるんだから、ナンセンスこの上ない~。

>やはりちゃんとしたドキュメンタリーというのは価値があると思いますよ、読むのはしんどいけど(苦笑)

この手のものを読むのはどうしてもちょっと罪の意識があるんですけど(覗き見的な・・)、そういってもらええると読んでもいいんだなあと思えます。しんどさに負けずに、また読みます!(笑)



2009/07/13 (Mon) | URL | 編集

ring-rie #-

こんにちは。
その手のミステリー、映画はたくさん読んだり観たりしていますが、ドキュメンタリーはほとんど読んでいません。自分の知り合いが訳した関係で、大量殺人者の何とかという本は読みましたけど。ま、淡々と事実羅列するだけでもかなり不快感たっぷりですが、だんだん慣れてくると、ああ、こうやって死体を運んだんやなあとか、驚愕の真実もまるで夕飯のレシピみたいに、ふ~んと受け流せるようになる自分がまた怖い(笑)

それでも、この手の本は一気に読めませんね。訳者も途中で気が滅入ったそうですよ。
それはとにかく、これが実態であって、こういう加害者には、被害者家族に心から詫びる気持ちが生まれる日なんてまず来ないだろうと思いました。そんな甘いもんではないらしい、歪んだ願望を満たすために手段を選ばないヤツらにとっては…などと考えたのを思い出しました。

>やはりあまりに淡々と、罪の意識もなく、ただ楽しいがために人を殺した
そうそう、それですね。
相手の立場で考えるなんて、まったくないみたいです。虫か小動物扱い、というところかな。

>継父から虐待を受けていたそうです
どうしてもこの手の犯罪者のパターンにこういうの多いみたいですね。ただし、それだけが理由ではないだろうし、確かに免罪符にも何もなりませんね。

>前者は彼のプライドの高さとサディストな部分を開花させ、後者は彼の快楽殺人をスムーズに行かせる絶好のカンバンになったんじゃないかなーと思います。

なるほど。こういうヤツはいかにも残忍そうな風体はしてないということですか。嫌だなあ。悪人は悪人ヅラしていてもらいたいですが、見た目につられて、ついつい判断力が鈍るもんですね。
「パルプ・フィクション」の完全なヘンタイ役でイカツイ男ら(ブルース・ウィルスともう一人)に犬用の拘束具つける最低なお兄さんが、めちゃくちゃキレイな顔して、すごく残念だったのですが(笑)、現実世界でも似たようなことが起きるみたいですね。

被害者の側から考えれば、何とも不快な本かもしれませんが、こういう殺人者の実態を正視するのは大事なことのように思います。他人の目を引く殺人事件が起きる度に、ワンパターンなマスコミの報道にうんざりします。実際にこういう事件が起きて、急にその親や担任教師の教育がどうのこうの言っても、ほとんど意味ないと思うのです。必ず出てくる卒業アルバムの本人の言葉ってのはもうやめてほしいし、マスコミ専用心理学者のコメントもたいてつまらんし。
やはりちゃんとしたドキュメンタリーというのは価値があると思いますよ、読むのはしんどいけど(苦笑)

2009/07/11 (Sat) | URL | 編集

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