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ベスト・キッド

個人的にこの夏最大の期待作、「ベスト・キッド」見てまいりました。

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「ベスト・キッド」(公式サイト)

80年代を過ごした人なら、みな見てると思われる(そんなことはないw)「ベスト・キッド」のリメイク版です。
(ラルフ・マッチオがめちゃめちゃかわいかったよなあ~~!!ホンマ天使のようにかわいかったんだよ!!)
ひとりで見に行くつもりだったんですが、なんやかんやで結局家族で見に行くことになり、
ゆえに吹き替え版を見ました。
吹き替えで気になってなのが、ジャッキーの声を石丸博也さんが当てるのかどうか、という点です。
いつもジャッキーといえば石丸さんだけど、今回のジャッキーは老け役なんで、もしかしたら石丸さんじゃないかも・・とちょっと心配だったのです。
でもご安心めされ!ジャッキー出てきて最初の台詞、声を低くしてるけど石丸さんの声で安心しました。

まずは最初の心配がなくなったので、心置きなくゆったり鑑賞。
これ、上映時間140分とえらい長丁場なんですよ。
えーオリジナル版てそんな長編だったっけ?なんでそんな長いの?と思ってたら、
今回のこのリメイク版は、オリジナル版の「1」がベースなのはもちろん、恋物語の部分は「2」の要素を合体させてるからなんですねー。

オリジナルと違う点は、主人公が12歳(オリジナルは高校生)のアメリカ人の少年、引越し先は中国という点。
オリジナルは、イタリア系のお顔だちのラルフ・マッチオがアメリカのハイスクールでいじめられてた、今回は黒人の少年in中国でいじめられる、そういう点でそもそも人種的な差別でのいじめ云々設定てのが根底にあるのかもしれません。
ゆえに、恋のお相手は中国人のお嬢さまです(オリジナル2は沖縄舞踊、今回はバイオリン、を習ってる)
主人公ドレは父をなくし、お母さんの転勤で中国に来たのですが、12歳の彼にとっては先進国アメリカを離れて、わけのわからん中国に来たのがすごくイヤでしょうがない。
中国に来たのイヤ、言葉通じないのイヤ、お母さん口うるさいのイヤ、ジャケットをハンガーに引っ掛けるのめんどくさい、アメリカじゃ結構イケてたはずなのに中国に来たらカンフーでいじめられる、ともう散々。
根は優しくて明るい素直なイイ子なんだけど、プチ反抗期で、自分ものさしでの思い込みが激しく、根拠のない自信にあふれしかし打たれ弱く、まだまだ世界は自分中心に回ってくれてると思ってるんですねえー。
なんかね、ウチの娘(今年で12歳)とすごくカブる点が多くて。
12歳って世界レベルでこーいう反応する生き物なんだなーって、可笑しいやら納得するやらでした。

あとはもう、オリジナル通り、オリジナルを見てない人にも想像つくストーリー展開で、まぁなんちゅうことないといえばなんちゅうことないのですが、
時間が長いぶん、ドレの修行も恋も丁寧に描かれてました(とくに恋愛の部分・苦笑)
師匠のハンが何であんなにカンフーが強いのかってのは説明されてないのがどうかなって思ったんですけど、なんでしょね、アメリカ人からしてみれば、全ての中国人=カンフーの達人なのが当たり前、なのかしら(笑)
まぁ、名選手名コーチにあらずですから、ウルトラ達人じゃなくても、師匠の教え方と生徒の素直さがよければ上手くなる、のかもしれません。
まーね、そのへんはご都合主義な部分もありますが、しかたがない。
そもそも生まれたときからカンフー習ってるような中国人の子に、短期間の練習で勝とうというのだから、そりゃムリだろうというもんです(笑)
でもでも、ベストキッド名物の、「一見修行とはわからないけど実は修行になってたのでした!修行」や、
おお~なんか途中から中国の観光誘致みたいになってるで!的な美しい中国百景の数々もイイもんでした。

クライマックスの試合シーンは、それこそまるでアクションゲームのようなカンジがあって、うーんそれはどうなのよ、とちょいと思いましたが、今の子どもを惹きつけるにはああいうのがいいのかなあ。。。
なんかねぇ、
「アメリカ人少年@中国、現地のカンフーっ子たちにたった一人で立ち向かう。完全なアウェー戦でも戦うアメリカ人ってやっぱスゲェ!カッケェ!最強!!!」
的な、自画自賛な感じもしなくはないなとちらっと思っちゃったり。
ハリウッド映画が嫌いと思われる方は、こういう「どこでもいつでも誰よりも強いアメリカ」的演出がイヤなのかもしれないなー(「ハート・ロッカー」がそのテイストすごく強かったんだよねぇ。しかもそれがアカデミー賞獲ったしなー)。
でも同時にまるで「ロッキー」のクライマックスのようでもあり、そこはよかったです。わかってるのに声だして応援したくなっちゃったよオバちゃん(笑)

主人公役のジェイデン・スミス、ワイドショーで見るときは年齢相応の雰囲気でしたが、
映画の中ではすごく幼くてかわいかったです。
表情がとてもよいのですよ。喜怒哀楽に加えて、その狭間の微妙な表情がすごくイイ。
父親の力が見え隠れするような気もしないでもないけど、まぁそれはジェイデン君のせいではないからね・・・
ドレのお母さんのキャラがどこまでもパワフルで笑えました。でもこのお母さんも子どもの手前、きっと精一杯努力して物事の明るい面を見てるんだと思うの。弱音を吐かないお母さん、とてもカッコよかったです。
恋人役の女の子はなんとなくオリジナル2のタムリン・トミタ嬢とカブるカンジでした。アメリカ人好みの東洋顔、なのかもね。
ライバル役の子の顔が阿部サダヲに似てる(笑)でもスッゴクイヤなガキなのよぉー!!そしてこの子の師匠がもう最悪に嫌なヤツ!!役とわかってても本気で憎たらしい2人でした!!
そ、し、て、ジャッキーですが、


くたびれたオヤジ感漂うジャッキー、 

め ち ゃ め ち ゃ イ イ !!!   

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いやぁ~~ジャッキーの新しい魅力を知りましたよ!!
いつものカッコかわいいジャッキーももちろんいいですが、今回のヨロヨロ感、

メ ッ チ ャ イ イ !! 

最初のカンフーシーンで、なんかちょっと息が上がってるのは演技なの?それともナチュラルに疲れてるの??
とも思う部分もありましたが、それも含めて、

ショボクレ感が実によかったです!! 

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ハリウッドも散々今までジャッキーに「謎めいた東洋人」をさせようとして、それを観るたび
いやそれは違うねん、ジャッキーとブルース・リーはキャラが違うねん、東洋人=ミステリアス、じゃないねん!
と歯がゆい思いをしてたのですが、
いやー今回のハン師匠役はよかったです。ブルース・リーが生きてたとしても出せないであろう、疲労感漂うオッサン感のジャッキー。
その疲労感がどこから来てるのか、というエピソードも実に泣けました。
ジャッキーはミステリアス、は似合わないけど、生活感、は似合うんですよねー。
その生活感から出る人生への疲労感、がすごく悲しくてよかったです。
「本当に強いというのは、戦わないことだ」
そうそう、それが一番心が強いってことなんだよね~そしてそれが一番難しい・・・そしてその「戦わない」ということは実は、自分との戦いなんだよな~・・などと独り勝手に頷くオバちゃん・・・w
語られることがあまりないですが、ジャッキーは昔からシリアス演技もイイんですよ!!(初期なんて、ほとんどお師匠さんの敵討ちもんばっかですからね~最後はいつもシリアス展開だったのよ!!)
この映画でのジャッキー演じるハン師匠は、良くも悪くもアメリカ的ーーーっ!!な流れの中で、彼だけ時を止めて考えこんでいるような、悶々とした空気を沈み込ませててとてもよかったです。
ジャッキーにはいつまでも若いままでいて欲しい、という方には残念なジャッキーかもしれないですが、
わたしにとってはよかったです。いやあー、やっぱジャッキーはイイわ!カッコいいわ!!素敵だわ!!

トータルしてとてもいい映画でした。全国のお子達よ、ぜひ見ておくれ!!
ただし長いので、上映前にはトイレに必ず行って出し切っておくべしです(笑)

字幕版でもっかい見ようかなーと思ってます。
そして久しぶりにオリジナルの「ベスト・キッド」も見たくなりました。
ホントあの映画のラルフはめっちゃかわいいよな!
パット・モリタさんがまたホンマに何もかもを知ってるマスターのようでカッコよかったよなあ~!

karatekid.gif

テーマ: 映画感想 - ジャンル: 映画

Comment

tallulah #x4UmOO7.

ring-rieさま
オリジナル版の「ベスト・キッド」、イイ作品ですよ!
「アメリカ人が考えるところのジャパニーズ神秘」が満載なので、「いやそんなん日本にはないねんけど・・・」と、ところどころ気恥ずかしくなる部分もありますが(笑)、でも言わんとしてることはよく伝わるし、俳優もみな適材適所で、80年代を代表するいい作品だと思います(80年代にありがちな、音楽のうるささもなかったと思います)。
そういや映画のシリーズものやリメイク版が公開されるときって、宣伝のためにTVで公開にちょっと先駆けて旧作を放映するもんですが、今回、旧ベストキッドはTV放映しなかったんじゃ・・・
ということからなんとなくわかりますが、どうもコレ興行予想的には舐められてると言うかw、優先順位が低いようで、わたしが行ったシネコンでは一番席数の少ないホールをあてがわれており、おかげで1時間前に行っても希望の上映時間では席が取れませんでした。
でもお客さんは来てるし評判もいいようなので、しばらく上映してくれるといいなあと思っています。わたしも字幕版でまた見たいんで・・・(笑)

とはいえ、いやー実はわたしも「ジャッキーが出てるのか!じゃあ見よう」位の気持ちだったのが、意外に楽しく見られたんで儲けた気分です(笑)
ジャッキーが年齢相応にショボクレたオジさんで、それが少年と触れ合うごとに少しづつ顔を上げていくカンジがすごくよかったんですよ~!

>ジャッキーはですね、ハリウッド進出第一弾で「う~~ん」となり、その後も、何か違うという印象が・・・で、あんまり見てないです。

そうなんですよね~。わたしもジャッキーのハリウッド作はどれもどうも・・・感が多くて、しかもジャッキーのアメリカ進出最初の大ヒット作「ラッシュ・アワー」が、わたし的には極めツケに「それは違うねん!」と叫んでしまうものだったんです(いやまぁ映画としては面白くはありましたが)。
でも今回はいい使われ方をしたんじゃないかと思います。主役ではないけど、そのぶん役柄の幅が広がったと思います。これからはこういう風な出方もしてくれると嬉しいです。

>そういえば、今までいろいろと見た中国の地味な映画、彼が出ればよかったのにってのがいろいろあるような気がしますよ。

おお~~~っ!嬉しいお言葉ありがとうございます!!
ジャッキー・チェンと言えばコメディのイメージが強いですが、本人もそれは打破したいんだと思います(一番やりたいのはラブストーリーらしいです)。
ここ最近はシリアス物も意欲的にやってるんですが、前々作の「シャンハイ・インシデント」は東京でロケしてお金をかけたにもかかわらず、めっさシリアスものだと言うことで、劇場公開は非常に地味にしかやっていませんでした(大阪でも変なトコで単館公開で、結局わたしもまだ見ていませんん…)
前作はアクションものと言うよりはファミリーコメディーでしたが(表向きショボくれジャッキーでしたw)、あれはあれで楽しい映画でした。

まだまだアクションガンガンだったころのシリアスものの、熱いシリアス演技も大好きなんですけど、今回の静かなシリアス演技のジャッキーは新境地だと思います。
そのうち今までのイメージを覆す、静かでシンプルな演技のジャッキーもぜひ見たいなーと思わせてくれました。
お時間があればぜひ見てみてください~~♪

2010/08/30 (Mon) | URL | 編集

ring-rie #qKuIJ8qA

自分はオリジナル見ていないのです。毎度のことだけど、そのうち見ようと思っているうちにチャンス逃しました。やっぱり見ておきたかったな、探してみようかしらん。

それにしても、タルさんが力説する「ショボクレ」感、確かめてみたくなりました。
ジャッキーはですね、ハリウッド進出第一弾で「う~~ん」となり、その後も、何か違うという印象が・・・で、あんまり見てないです。確かに、「ショボクレ」で売るほうがいいような気がします。そういえば、今までいろいろと見た中国の地味な映画、彼が出ればよかったのにってのがいろいろあるような気がしますよ。
彼はすでにそういう俳優さんになりつつあったの? 近作知らないので分かんないですが・・・とりあえずこの映画、見ておきたくなりました!

2010/08/28 (Sat) | URL | 編集

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